大場しゃぎり保存会
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会長挨拶 会長随筆へ
 私達は、心の底から郷土を愛し、先人が守り伝えてくれた三島囃子「しゃぎり」を
保存、継承していくことに誇りを持っている。
  昔からの伝統を重んじ、改革できるところは改革しながら、しゃぎりを練習、
演奏披露していくことで、謙虚な姿勢を忘れずにいたいと思う。
 会員には、会の活動を通して友情を育み、良い意味での上下関係を養い、他人の
痛みがわかる情の深い人間になれるよう、悔いのない価値ある保存会活動を目指し、
末永く郷土芸能を伝承してほしいと願っている。

        「年老いて、若き日を振り返った時
          しようと思ってしなかった後悔は
             やりすぎた後悔よりも大きい」

                       
フランスのことわざより

 『 祭太鼓 』          ▲先頭へ   
 桜が散り、気候が少しづつ暖かくなると、開け放った窓から風に乗って
祭り囃子が流れてくる。普段は忙しさにまぎれて忘れていた何かが
ふと甦り、やっぱり生まれ育った我が町はいいなと思う。

「それは、太鼓が神と人をつなぐものとして大昔から
        私たちの暮らしに密着していたからだ。」

 もともと夏祭は、春秋の祭りと違って農事と直接の関係はなく、
夏は疫病や風水害などの災厄が起こりやすい季節だから、
悪霊疫人(あくりょうえきじん)を抑える強力な統御神の降臨を願う
というのが主旨。また神は夜の間に降臨すると信じられていたので、
宵宮とか宵祭りといって必ず前夜から神事を開始する。

 夏祭の太鼓は決して単なる祭りの景気づけではなく、
神と人と交流するための大切な祭祀具なのです。

 神と人をつなぐ最も古い信仰上の祀具として生まれた太鼓は、
やがて広く郷土芸能に欠かせない道具となる。

「太鼓とは、神を迎え、神を楽しませ
                         神を送るものである。」

 夏祭の太鼓は、決して単なる祭りの景気づけや賑やかしだけではなく、
一年に一度の祭典の日に祭り囃子を演奏することに依って、
神と人をつなぐ仲立ちという役割を私たち囃子方が背負っていると思う。

しゃぎりの音調は、あくまでも高く、勇壮活発で山御霊(やまみたま)を
なぐさめるには相應し、野生的でスピード感にあふれている。

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